【初心者向け】水彩画での木の描き方をわかりやすく解説!

こんにちは!絵師の徳田智子です。

 

これから、水彩画を始めるみなさんが一番気になるところは、

1.水彩画の道具のことどんな道具がいるのか、どれぐらい(お金が)かかるのかということではないでしょうか。

この問題が落ち着いたら

2.水彩画の描き方ってどうすればいいのかしら?うまくでいるかしら?

と、次々に不安が広がっていくのではないでしょうか。

今回の記事では、ひと通り自分に合った絵の具や筆、筆洗、パレットなどをご用意されて、「さあ、描き始めるぞ!」という「初心者」の方に向けた講座になっています。

気軽に水彩画を始めて、スムーズに描き方をマスターし、毎日のアート時間を存分に楽しんで!

初心者の疑問:そもそも水彩画とは?

油絵、水彩画、パステル画…世の中にはたくさんの種類の絵画があります。

この分類の基準は一体なんなのでしょう?

実はこれ、描くための道具、素材の名前で分類されているのです。

水彩画とは、水で絵の具を溶いて使用する絵の具で描かれた絵

水彩画(すいさいが)とは、溶剤(溶かすもの)として使う水溶性の絵の具を使って描かれた絵画のことでです。

透明感のあるみずみずしい表現 が特徴。

水の量を調整して「色水」のように塗ることで、滲みや色の重なりを生み出し、風景や静物などを生き生きと描くことができます。

比較的安価で始めることができるので、幅広い世代に親しまれています。

水彩画の歴史

その歴史はとても古く、旧石器時代のスペインのアルタミラ洞窟壁画など、水で溶いた顔料による描画の最古の例として、水彩画として広義の始まりと言われています。有史以降では、14世紀から16世紀にかけてのルネサンス期に芸術技法として発展しました。そして18世紀イギリスで風景画として黄金期を迎えました。

ターナーの水彩画
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーは1775年イギリス・ロンドン生まれ。イギリスを代表する風景画家。こちらはスケッチを元に油絵で仕上げられた作品。

皆さんもターナーの風景画などは、ご存知の方が多いのではないでしょうか。

日本では明治期に「みづゑ」として伝来し、明治30年代に「水彩の明星」と呼ばれる画家たち(丸山晩霞など)の活躍で全国的なブームに。

当時の文部省が図画教育に採用し、広く普及しました。透明感と速乾性など画材の扱いやすさから「スケッチ」や「イラスト」、教育現場でも広く愛用されています。

 

水彩画の特徴とは?

水彩画の良い点

透明感のある表現力、手軽に始められること、そして完成後に飾って楽しめることなどです。また、速乾性や持ち運びのしやすさ、表現の幅広さも利点です。

水彩画の注意すべき点

作品の耐久性が低い(色褪せや劣化が早い)、ムラになりやすい・コントロールが難しい、紙(水彩紙)の性能に左右されやすい、修正が難しい(特に一度定着すると)、厚塗りが苦手でべたつきやすい点などがあります。

そして、特に「水に溶ける」性質からくる「扱いづらさ」や、「紙が風邪をひく」といった材料特有の現象も挙げられます。

これらの注意すべき点は、水彩画の特性(透明感、軽やかさ)と表裏一体 なので、それを良く理解して、工夫して楽しむことが重要です。

できればちょっと高品質な画材を選び、きちんと保管をすることで、問題を回避することも可能です。

さあ、怖がらず思い切って挑戦していきましょう!

 

水彩画・木の描き方

水彩画の基本的な描き方は以下の通りです。

1. 鉛筆で下絵を描き

2. 水で溶いた絵具を重ねて陰影をつける

3. 乾かして完成

木の描き方も同じです。

 

表現の魅力

では、その技法について詳しくみていきましょう。

まずは、水彩画の表現の魅力についてです。

透明感と淡い色合い

透明感を生かし、紙の白さを活かした繊細な表現ができます。風景画や花など、柔らかく穏やかな雰囲気を出すのに適しています。

にじみとぼかし

水の性質を利用したにじみやぼかしの効果が、水彩画ならではの表現を生み出します。

重ね塗りと透明感

色を重ねることで、より複雑な色合いを表現できます。乾いた後でも水に溶かせるため、何度でも描き直しや加筆が可能です。

表現の幅広さ

にじみやぼかしといった技法だけでなく、色を拭き取る「リフティング」など、引き算の技法も使えます。水彩画の技法は多岐にわたります。

水彩画のその他の魅力

水彩画は表現という、芸術的な面以外にもたくさんの魅力があります。

とても物理的なもので「それは、魅力にはならない」っと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、これも特徴、一つの魅力でありますので紹介させていただきます。

道具が比較的安価

油絵具やアクリル絵具に比べて揃える道具の数が少なく、比較的安価なものもあるため、初期費用を抑えられます。

道具の持ち運び

固形水彩絵の具など、持ち運びに便利なタイプもあります

他の記事挿入:こちらで絵の具セットについては解説しています。

速乾性

油絵具に比べて乾燥が早いので、短時間で加筆できます。

 

水彩画で注意すべき点

以下のことには、注意が必要です。

けれども、これは水彩画の良き点と表裏一体のことですので、下記のことに気をつけることで、あなたの描いた水彩画を長く大切に保管することにつながります。

あなたの作品を守る注意点として、頭の片隅に置いて水彩画の保存に役立ててください。

耐久性の低さ

紫外線や湿気に弱く、油絵やアクリル画に比べて色褪せや劣化が早く、作品を長く残すには保管環境に注意が必要です。

コントロールの難しさ

a)ムラになりやすい

透明性が高く、水分の量や紙への定着具合でムラやシミ(「紙が風邪をひく」現象)が発生しやすい。

b)修正が困難

水に溶ける性質上、一度塗ると紙に定着しやすく、きれいに消すのが難しい。

紙への依存度が高い

水彩紙の品質(吸水性、表面の加工など)が技法の出来不出来に大きく影響する。

厚塗りが苦手

厚く塗り重ねると、べたつきや画面のざらつきが生じやすく、油絵のような重厚感は出しにくい。

乾燥速度

乾燥が遅いと作業が停滞し、速すぎるとコントロールが難しくなるなど、乾燥速度のコントロールが難しい面もある。

色の濁り(濁りやすさ)

透明水彩は重ね塗りで色が混ざりやすく、意図しない色合いになったり、濁ってしまったりすることがあります。

これは、完全に乾いてから重ね塗りすることで防げますので、慌てずに乾かしてから重ね塗りしましょう。

 

 

まとめ

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