こんにちは!絵を描いて、早、半世紀! 絵師の徳田智子です。
水彩画の楽しさをお伝えして30年以上になります。

今回は、初めて水彩画に挑戦される「初心者」さんに向けて
どんな道具を揃えたら過不足なく描き始められるかをお伝えします。
これさえあれば大丈夫!っという道具(ツール)を紹介していきます。
そして、裏技とでもいうべき秘伝の「ラクして楽しめる方法」を
特別に皆さんに伝授していきますね!
これを最後まで読んでいただければ、
かなりラクして水彩画を始めていただけるようになっています。
目次
水彩画初心者に必要な基本の道具4選
「まずは道具から」と、形から入る方も大勢いらっしゃいますが。
筆者の考えは、こうです。
「まずは、そこそこで大丈夫!」ということです。
バカ高い道具を揃えても、興味が薄れてしまうこともあります。
初めてで自分の力量が、道具に追いついていない時もあります。
ですので、今回は「初心者でも十分満足に使える」水彩画の道具をご紹介します。
水彩画の道具その1:絵の具
基本中の基本ですが、絵の具は必須です。

透明水彩絵の具とか、不透明水彩絵の具とか…
色々ありすぎて、わからないと思います。
この絵の具については、詳しく解説している記事がありますので
こちらも合わせてチェックしてください。
大人の初心者の方でしたら、透明水彩絵の具をお勧めします。
なぜなら、風景画、静物画、塗り絵(曼荼羅画)、イラストなど色々なシーンに対応できるからです。

動物画なども透明水彩絵の具で描くと「みずみずしく」生き生きと表現できます。
水彩画の道具その2:筆
筆もどんな扱いをしても少々のことではへこたれない丈夫なものをお勧めします。

ナイロン製はいかがでしょう。
ホームセンターにも売っています。
近くに画材屋さんがなくても手に入りやすいですね。

画暦50年以上の筆者ですが、最近、この「ナイロン製」の筆にハマっています。それまでは「動物」の毛の方が断然描きやすい!なんて思っていましたが。ナイロン製、恐るべしです。「使いやすい、強い、毛先が廃れない」良いことづくし。その上、お手頃価格です。
いくらナイロン製が強くっても
以下のことは、絶対に守ってください。
注意1:決して筆洗につけっぱなしにしない
注意2:筆でパレットを洗わない
筆の腰が折れたり、毛が抜けやすくなります。
次回使う時、明らかに使い勝手が悪くなっています。
特に細いタイプの筆では、穂先が割れてしまって使い物になりません。
水彩画の道具その3:パレット
パレットは細かい区切りのあるパレットがいいです。
1色づつ絵の具を出せるので
初心者にとってはわかりやすいです。
パッとみて、何色があるのか一目で判断できるからです。

絵の具を出す順番は、できれば購入した絵の具が箱の中で並んでいる順に入れていくと、出し忘れなどがなく綺麗に収まります。
決まりはないので自分が使いやすいよう出して構いません。
そして、描いた後は、速やかに「後片付け」をお願いします。
絵の具がカチコチに乾いてしまう前に洗い流してください
細かいところを綺麗に洗うには、使い古した歯ブラシを利用したり
スポンジで洗ってください。

決して、画用の筆では洗わないでください。
水彩画の道具その4:筆洗(筆を洗う入れ物です)
透明水彩絵の具を使う場合、違う色を使うときは必ず筆を洗ってください。

洗わずに、違う色を取ってしまうと、
パレットの絵の具も混じり合って濁ってしまいます。
もちろん、画面でも混じり合ってしまい
せっかくの鮮やかさや、透明感が失われてしまいます。

濃い色や反対色の時などは特に黒っぽく濁ってしまいます。
1つの大きなバケツではなく、2、3箇所区切りのある筆洗がいいですね。

これはかなり大きなサイズです(約10cmx28cmx11cm)3箇所に水が入ります。
【初心者向け】水彩画をラクして楽しむための道具を紹介
「でもね、そんなこと言ったってね、めんどくさいんですよ」
そんな声が聞こえてきます。
そうなんです。準備や後片付け、結構面倒くさいんです。
でも良い方法があります。
これから、水彩画を「ラクして楽しむ方法」を伝授していきます。
ラクして楽しむ道具:絵の具編
手間暇かけたくない、という人向きです。
固形タイプの絵の具を使う
販売されている絵の具で対応するなら「固形タイプ」にしてください。

パレットに絵の具を出す必要がないです。
蓋を開けると絵の具が「スタンバイ」しています。
あなたは、描き出すだけでいい。
パレットの後片付けも要りません。
でも、チューブタイプの絵の具がどうしても使いたい
そんなあなたには、この技をお伝えします。
固形タイプの絵の具を作る
どうゆうこと?っと頭の上に疑問符が浮かぶかもしれませんが。
こういうことです。
細かい区切りのあるパレットにチューブから絵の具を出して。
自分で固形絵の具を作る のです。

できるだけ綺麗に絵の具を出して、2〜3日乾燥させてから使いましょう。筆に水を含ませて必要な量だけ使えます。
ラクして楽しむ道具:筆編
筆ペンタイプの筆を使ってください。
持ち手の部分が水を入れるタンクのようになっています。
描くときは適量を押し出して、水分を湿らせてから、絵の具を取ります。
描いた後は、不要の絵の具を拭き取ってから
水を押し出せばまた綺麗な筆になります。

数社から販売されています。
ラクして楽しむ道具:パレット編
先ほど、細かく分かれたパレットに絵の具を順番に出して…っというところで
「ええっと、なんの順番に出すのがいいかな?」
「箱に入っている順番?」
「それとも…」
なんて、色々と考えてしまって
「ああ!めんどくさい!」なんて、言ってました?
そうなんです、ラクして楽しむには、簡易パレット(主に使い切り)をお勧めします。

ペーパーパレット、100均などでも販売されています。

プラの使い切りタイプです。何枚かのセットになっています。洗っても使えます。
いや、使い切りは「エコ」じゃない。自分のポリシーに反する!
というあなたは
スーパーで買った「卵のパック」をリサイクル(再利用)しましょう。

10個入りパックなら、片側で10色出せますね。

使い方次第で、あなたの強い味方になります。
ラクして楽しむ道具:筆洗編
筆洗も綺麗に洗ってあげないと、綺麗な水を入れても
その水が濁ってしまいます。
水が濁ってしまうとせっかく綺麗な筆を使っても
画面が濁ってしまいます。

ここまで汚れていなくても、筆洗はいつも美しくしておきたいですね。
「だけど、いちいち洗うのめんどう!」
っと、いうあなたには「ペットボトル」の筆洗 はいかがでしょう?

方法は簡単!
・飲んだ後のペットボトルを洗って乾かす
・ボトルの底面から、10~12cmぐらいのところをカッターで切る
・2〜3個用意すればペットボトル筆洗の出来上がり
さっと洗い流すだけで、綺麗になります。
使わなくなったら、リサイクルに!
以上、ラクして楽しむための道具を紹介しました。ぜひ試してみてくださいね。
道具はラクしても「紙」は真剣に選ぶ!
道具はラクしても、「紙選び」だけは、ラクしないで!
水彩画の道具選びで、一番重要なのが「紙選び」なんです!
水彩画には水彩紙
当然と言えば当然なんですが。
水彩画には「水彩紙」をお願いします。

画用紙やその他の紙はおやめください。
なぜなら水彩紙以外は「水を十分に吸わない」からです。
画用紙は一見、水を吸うように思いますが。
でも、水彩画特有の画法(例えば、「にじみ」や「ぼかし」)ができません。

それに、水で流したりしての描き直しもできません。
水彩紙なら、水道で流したりもできます。

詳しくはこちらの記事も合わせてお読みください。
水彩紙の種類については、別の記事で詳しく説明していますので、そちらを参考にしてください。
イラストやポスターには画用紙やケント紙
イラストやポスターに不透明水彩(ガッシュ)を使用するなら
画用紙かケント紙を使用してください。
特にケント紙は表面がツルツルしているので
発色のいい「不透明水彩(ガッシュ)」やポスターカラー絵の具が
よく伸びて均一に塗ることができます。
特にポスターは、図案として均一に絵の具を塗ることを求められます。
今だとタブレットでササっと描けたりしますが。
手描き制作では、絵の具も均一に溶いて、均一に塗ることが求められます。
まとめ
今回、かなり攻め込んだ?道具の集め方を紹介しました。
この方法で水彩画の道具を集めてくださると
初めてなのに何十年も水彩画を描いてきたような錯覚に陥るぐらい
水彩画の道具についての裏技を仕入れられたのではないでしょうか。
筆者の長年の経験からアドバイスさせていただきました。
ですので、必要な道具を集めるために、時間とお金をかけず
最短で最高に水彩画を楽しんでもらえるのではないかと思います。
ご自分のスタイルが見つかるまでの一助になれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
感謝です。







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